私たちウィンドオーケストラは長久手キャンパスにある吹奏楽団として日々活動しています。
私たちは、吹奏楽で伝える”東北の今”をテーマに、東日本大震災の脅威を直接目で見て学ぶため、
毎年石巻市、気仙沼市、陸前高田市を訪問してきました。
震災の影響を受けた遺構建築を見学し、東北のまちについて知識を深めた後、
現地の中学校の吹奏楽部の皆さんと共に『フレンドシップコンサート』と題した演奏会を開き、
地域の方々に聴いていただく機会を作りました。
今年度は新型コロナウイルスの影響で直接現地に行くことは叶いませんでしたが、
その分過去の活動をしっかりと振り返ってパネル展という形で報告することにしました。
パネル作成時には団員同士写真を見ながら、1年前、2年前と震災当時での復興地の変化や得た学び、
自分自身の考えの変化を話し合い、振り返りました。
10年経った今でも現地の状況は常に変わり続けています。
実際に訪問したからこそ感じた変化を、写真や感想文を通して沢山の方に知っていただきたいと思っています。
発災10年の節目の年を迎えるにあたって、私たちの活動が東日本大地震の風化を抑制し、
復興の輪を広げるきっかけとなることを信じて、これからも活動していきます。
(文責:ウィンドオーケストラ)