こんにちは!Fsus4です!
私たちは普段、音楽を通して様々な世代の方々と繋がり、お互いに豊かな関係を築いていきたいとの思いで施設での訪問演奏を行っています。
今回は、放課後等デイサービスセンターポレポレさんでの初めての演奏でした♪
今回は「全て」が「白紙」の状態から始まった活動でした。
普段から訪問演奏に行かせていただく施設の年齢層は自分たちより上の方ばかり。”小学生から高校生の子がいるよ”とお聞きしたときは正直全員が楽しんでもらうのは不可能なのでは?!と考えるほどでした。
しかし、そんな不安と同時出てきた感情はわくわくでした。どんなことをしたら喜んでくれるだろう、あれよりこれの方が楽しめるかな、などと毎日胸をふくらませていました。
それからメンバー全員がそれぞれ知恵をだしあって1つ1つ考えていきました。
そして迎えた当日!
ポレポレさんの行事からのスタート。3つの班に分かれ、利用者の方とペアを組み、ペットボトルの車作成をしました。
初めは普段とは異なる環境で、アプローチの仕方が分からず戸惑うメンバーばかりでした。
しかし、ペアの子と作業を勧めていく内に気持ちが通じ合う場面や、車が完成して走るという感動を共有できたことから少しずつ仲を深めることができました。
工作が終わるといよいよ演奏!
選曲した曲たちは果たして子どもたちにはまるのであろうか、上手く踊りは伝わるのだろうか、とギリギリまで不安でいっぱいでした。
しかし、演奏も踊りも盛り上がりを見せました。
”全身を使った踊り”は今回が初めてでしたが不安だったことが嘘のように、全員でとても楽しく踊ることができました◎
急遽自己紹介がイントロドンになったり曲順を変えたりなどメンバー内の予定変更は多くありましたが、だからこそ、子どもたちが喜ぶ顔を見ることができたような気がします。
最後にプレゼントを渡しました!
「ぼくこれがいい」「わたしこれがいい」など一生懸命つくったプレゼントを1人1人に喜んで受け取ってもらうことができて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
帰宅時、利用者さんや職員さんに「また来てね」「楽しかったよ」といっていただきました。
「白紙」からのスタート。自分たちで創りあげてきたものばかりだからこそ、その言葉に対する喜びが何十倍にも何百倍にもなりました。
この活動を通して、貴重な経験、そして新鮮で大きな学びを多く得ることができました。
まず、”相手のことを知ること”
年齢や施設の様子などを踏まえ、相手のニーズに合った話し方、返答の仕方、選曲などを考えることの大切さを学ぶことができました。
次に、”アドリブ力”。
今回、利用者さんの様子、顔の表情から状況を判断して曲順を変えたり、司会の仕方を変えたりしました。予定していたものが大きく変わることは当たり前で、利用者さんの喜ぶ顔第一優先ということを常に念頭におくことの大切さを知りました。
そして何よりも大切なのは”メンバー全員の協力”
よりよいものを創りあげるには1人の力ではなく、メンバー全員の力が必要であるということを身をもって感じました。
今回の反省を生かし、メンバー間の連携をより深め、より楽しい時間の提供することができる、ますます進化したFsus4にしていきたいです。
(文責)鈴木友里絵